八幡平温泉郷のツーリングコース
ロングツーリングが好きな人にとって、東北地方は非常に魅力的なエリアです。
首都高から東北自動車道に入り、ひたすら日本列島を縦断するだけでもかなりの満足感が得られます。
数ある人気ツーリングコースの中でも特におすすめなのは、岩手県の八幡平（はちまんたい）温泉郷で、ワインディングロードを満喫したい人にはぴったりです。
八幡平でも特に人気の高い「八幡平アスピーテライン」は岩手県と秋田県を結んでいる山岳横断道路で、原生林や湿原などの幻想的で美しい光景を楽しむことができます。
八幡平アスピーテラインは、全長わずか26kmの道路とはいえ、県外から来るライダーやドライバーも多く、紅葉シーズンなどはかなり混み合います。
八幡平頂上は初秋でもかなり寒いので、防寒具の準備は欠かせません。
頂上に着いたら、「八幡平レストハウス」で食事をするのもおすすめです。
八幡平レストハウスには、一日50食限定の人気メニュー「源八カレー」があり、早めに行かないとすぐに売り切れてしまいます。
八幡平温泉郷周辺のおすすめスポット
八幡平頂上周辺は散策ができるようになっているので、時間的に余裕を持って到着するのがおすすめです。
秋田県と岩手県の県境の看板なども風情があり、思い出の写真を残しておくのにもピッタリのスポットです。
八幡平頂上からの下りコースはいくつかありますが、景色を楽しみたいのであれば、何と言ってもオススメなのが「八幡平樹海ライン」です。
わずか15km程度の八幡平樹海ラインには駐車エリアが5箇所もあり、岩手山の美しい姿を眺めることができます。
樹海だけではなく滝や噴火跡なども観察できるので、自然を鑑賞するのが好きな人は多めに時間を取って行くことをおすすめします。
八幡平周辺は温泉の宝庫
八幡平周辺は温泉の宝庫で、県道を走っていると思いがけないところで温泉に出会えます。
中でも特におすすめなのは、県道318号線沿いにある藤七（とうしち）温泉「彩雲荘」です。
海抜1400mの山肌に広がる露天風呂は人も少なく、まさに秘湯という感じで、温泉好きなら必ずリピートしたい場所です。
県道212号線の八幡平市松尾寄木には松川温泉「峡雲荘」があり、入湯料500円で混浴露天風呂と内風呂に入ることができます。
盛岡市西部にある繋（つなぎ）温泉も有名で、旅館やホテルも多いので宿泊はここにすると便利です。
「盛岡の奥座敷」と呼ばれている繋温泉は開湯900年の歴史があり、夏には花火大会も開催されています。
繋温泉には日帰り入浴施設もいくつかあり、美しい環境の中で源泉かけ流しを楽しむことができます。
食事と入浴、客室休憩がセットになったプランなども人気です。
繋温泉の泉質は単純硫黄泉です。
