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暑くてもバイクに乗るときはきっちりと

バイクに乗るときの服装は法律で決められている?

気温が35度を超えるような暑い日に外出するなら、やはり服装はできるだけ暑くないものを選びたいですよね。
普段の生活なら、露出が多いものや涼しい素材の服装をしても、問題はないでしょう。
しかしバイクに乗る時には、普段通りの格好ではNGです。

バイクに乗る際の服装は、これを着なければいけないといった規定やルール、また法律が定められているわけではありません。
しかし、これを着用してのバイク走行はアウト、と言ったNGルールは存在します。
例えば、暑いからと言ってヘルメットを着用せずにバイク走行すると、乗用車ヘルメット着用義務違反という違反行為となってしまいます。
違反点数1点というペナルティがついています。

ヘルメットだけではありません。
暑いからと言ったビーチサンダルでバイクを運転した場合、公安委員会遵守事項違反が適用されます。
場合によっては、原付で5,000円程度、2輪バイクだと6,000円程度の罰金刑が課せられる可能性がありますね。

半袖短パンは違反じゃないけれど

それでは、暑い時に半袖短パンでバイクに乗るのは、違反扱いになるのでしょうか?
法律やルールという点においては違反行為にはなりませんから、警察に止められて切符を切られる心配もありません。
しかし、安全面を考えると、暑いからといって半袖短パンでバイク走行することはとても危険な行為なのです。

半袖短パンでバイク走行している時に、事故が起こった時をイメージしてみてください。
転倒したときに、肌がむき出しの状態で路面と接触したら、摩擦によって人間の皮膚は簡単に大きなダメージを負ってしまいますよね。
そうした万が一を考えると、半袖短パンでバイクに乗ることは危険行為と言っても過言ではないでしょう。

事故だけではなく、バイク走行中には紫外線の影響もあります。
肌は風を受けるので、それほど暑さを感じないかもしれません。
しかし紫外線を肌に直接浴びることによって、火傷や皮膚がんのリスクが高くなってしまいます。
特にバイク走行では、同じ姿勢で長時間紫外線を受けるため、日焼けするだけでは済みません。
たかが日焼け、されど日焼けです。

では、紫外線が強い時に長時間のバイク走行で手足が重度に日焼けすると、どうなってしまうのでしょうか?
赤くなってヒリヒリするのは、軽度の場合です。
重症になると、皮膚に水膨れができたり、太陽の光を浴びるだけでも皮膚に猛烈な痛みを感じるようになってしまいます。

半袖短パンでバイク走行することは、日焼け以外でも火傷のリスクもあります。
バイク走行中には、エンジンやエキゾーストパイプの熱で足回りが非常に暑くなります。
直接接触しなくても低温火傷になるリスクがありますし、うっかり接触すると火傷を負ってしまう可能性もありますね。
そう考えると、どんなに暑い時でもバイクに乗るときは最低長袖長パンツの服装を心がけたいものです。

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