バイクで防風対策を行うする意味
爽やかな風を全身に受けて疾走する楽しみはバイクの醍醐味のひとつでもありますが、初秋ともなると風の冷たさで体力を消耗してしまうことも稀ではありません。
バイクをオールシーズン快適に乗りこなすためには、防風対策をしっかりと行うことが大切です。
市街地でちょっと買い物に出かける、あるいは近距離の通勤・通学にバイクを使っている程度なら風もさほど気にはならないかもしれませんが、ロングツーリングとなると防風対策は必須です。
バイクはタイプによっても風の受け方が全然違いますので、ニーズによってバイクを選ぶことも重要です。
例えばフルカウル車なら、風が直接体に当たる面積が小さく、走行風が後ろに流れるので風によるストレスも最低限で済みます。
それに対してアメリカンネイキッドなどのバイクは防風がほとんど考慮されていませんので、自分で対策を講じる必要があります。
車体の対策方法
車体に施す対策方法として、最も効果があるのはなんといってもスクリーンです。
真っ正面からの風を確実に防いでくれるのがスクリーンの役割ですが、設置することによってバイクの雰囲気がかなり違ってしまうこともあります。
スクリーンよりは小さめですが、ある程度防風対策に役立つパーツとしてはメーターバイザーもおすすめです。
メーターバイザーはメーターの上部に取り付けるようにデザインされており、小型のスクリーンといった形状なので、バイクのイメージを大きく変えずに防風対策したい人は使ってみると良いでしょう。
ビキニカウルも風が体に直接当たるのを防いでくれますので、設置してみるのも悪くないでしょう。
ビキニカウルはヘッドライトに装着するパーツで、いろいろなメーカーのものがカスタムパーツとして市販されています。
特にネイキッドの場合、ビキニカウルが防風対策に役立ちます。
服の対策方法
バイクに乗る時に着用するウェアも、防風のためには非常に大切な要素です。
風を受けてバタつくような衣服を身につけてライディングしていると、走っていて気が散りますし、体力も消耗するものです。
この点、防風効果に優れたウェアであれば、バイクにカウルをわざわざ後付けしなくても快適なライディングができます。
真冬のライディングでも風の冷たさを感じないためには、風を通さない素材を使用しているものがおすすめです。
縫い目部分にも防寒対策が施されているウェアであれば、しっかりと寒さから身を守ることができます。
暖かさを外に逃さない蓄熱効果・保温効果のあるウェアをジャケットの下に着れば、より高い防風対策ができます。
こたつのように体を温めてくれる電熱ウェアなども人気が出てきています。
トップスだけではなく、ボトムスも防風効果の高いものを選びましょう。
