1. >
  2. >
  3. チェーンに注油しよう

チェーンに注油しよう

チェーンの役割

バイクというのは、車種にもよりますが600個から1,500個前後のパーツによって組み立てられている精密な機械です。
パーツの多くは、適切なメンテナンスをしてあげることによってバイクの寿命を大幅に延ばしてあげることができます。
メカに弱いライダーはなかなか自分でメンテナンスをするのは難しいかもしれませんが、チェーンのメンテナンスぐらいは自分でできるようにしておくと便利です。

バイクのチェーンというのは、自転車についているチェーンと同じで、エンジンが作り出した動力をリアタイヤに伝える働きをしています。
エンジン側のチェーンが歯車によって引っ張られ、引っ張られて動いたチェーンによってリアタイヤが周りバイクが前に進みます。
バイクを動かすために欠かせないチェーンは、正しくメンテナンスを行わないと真っ赤に錆びて、摩耗が激しくなってしまいます。
ですから、チェーンは適宜メンテナンスして、快適な走行を楽しむようにしたいものです。

チェーンのメンテナンス方法

チェーンのメンテナンスに欠かせないのが、チェーンオイルです。
チェーンの部分は雨風にさらされやすい場所にありますので、常にチェーンオイルで潤滑に動く状態にしておく必要があります。
オイルを塗布せずにチェーンを放置しておくと、油膜が切れて摩耗が進んでしまうことになります。

オイルというのは、タイヤが回るたびに遠心力で周囲に飛び散ってしまうので、できるだけこまめに注油することが大切です。
特に、雨の中を走った後などは油膜切れを起こしてサビが出やすい状態になっています。
ですから、雨の後は特に丹念に注油をするといいでしょう。

正しいチェーンオイルの選び方

バイクのチェーンには、大きく分けて「シールチェーン」と「ノンシールチェーン」の2種類があります。
チェーンオイルを選ぶ際には、自分のバイクのチェーンがどちらのタイプかをまず最初に確認しておくことが大切です。

シールチェーンというのは、内部に「シール」と呼ばれるパーツがあり、中にグリスが封入されています。
シールチェーンのバイクにノンシールチェーン用のオイルを注油してしまうと、オイルが付着した部分のゴムが劣化しやすくなってしまいます。
ですので、シールチェーンのバイクにノンシールチェーン用のオイルを使うことは絶対に避けましょう。

一方、ノンシールチェーンのバイクはシールチェーン用のオイルを注油しても問題がありませんので、自分のバイクのチェーンがどちらのタイプがわからない場合にはシールチェーン用のオイルを選んでおけば間違いありません。
フッ素樹脂が配合されている高性能オイルを選べば、走行中にオイルが周囲に飛び散ることもなく安心です。

Similar Posts