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ライダーに意外と多い脱水症状

本人が自覚しないこともある!脱水症状とは?

脱水症状とは、体内の水分が汗などで排出しているにもかかわらず、十分な水分補給を行わないことが原因で起こる症状です。
脱水症状がひどくなれば、誰でも自覚症状は起こるでしょう。
しかし、軽度の場合には自覚症状が出ないケースも多いので注意が必要ですよ。

脱水症状は、とても危険です。
軽度の場合にはフラフラしたりめまいがするといった症状が現れることが多いのですが、人によっては気づかないこともあります。
気づかないまま、またこの状態で水分補給をしなければ、脱水症状はどんどん進行し、ひどい頭痛が起こったり胃がむかむかして吐き気を感じるようになります。

この状態まで進行すると、多くの場合には通常の日常生活を送ることが難しくなってしまいます。
しかしそんな状態でも我慢してしまうと、脱水症状はさらに進行し、けいれんや意識障害、さらには臓器不全などを起こす可能性が高まってしまいます。

ライダーに脱水症状が起こりやすい理由

ツーリングに出かけるライダーは、かくれ脱水と呼ばれる無自覚の脱水症状が起こりやすいものです。
ツーリングに出かける時には、やはり頻繁にトイレには行きたくありませんよね。
そのため、水分補給を控えてしまうライダーがとても多いのです。

特に汗をかきやすい季節では、水分補給をしていると思っていても、実際には大量の汗で体内の水分が排出されていることもあります。
自覚症状が出なくても、脱水症状が少しずつ進行すると、熱中症やショック状態となってしまうリスクもあります。

脱水症状や熱中症は、暑い季節に屋外で激しい運動をしなければ起こらないと考える人は少なくありません。
しかし実際には、充分な水分補給をしなければ屋内で特に運動していなくても、熱中症が起こる可能性は十分にあります。
そう考えると、バイクのハンドルを握って走行しているライダーにも脱水症状が起こることは、容易に想像できるのではないでしょうか。

汗をかいている自覚がなくても、人間は常に毛穴から汗が排出されています。
ツーリングをするライダーは走行しながら風を受けるため、汗をかいても気づかなかったり、逆に風を受けて寒いと感じることもあるでしょう。
だからと言って汗をかいていないわけではありませんし、体内の水分は少しずつ排出されてしまいます。

こうした脱水症状を予防するためには、ツーリングの前から走行中、途中で休憩する際にも水分補給を意識することが大切です。
一度に大量の水を飲むとトイレに行きたくなりますから、少量を頻繁に飲むことを心がけると良いでしょう。
少しずつ飲んでいるならトイレが近くなって困るという事態は起こりにくいですし、脱水症状対策という面でも安心です。

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